ある高官が私に聞いた。「なぜベトナムに注目するのか?」 ありがたい、というか、タイムリーな質問だった。ベトナム側からそのような質問がでるのはうれしいことである。 基本的には次のことだと言った。まず、第一に地政学的に重要な…
カテゴリー: IT
戦争証跡博物館
統一会堂(旧大統領官邸)を背にして左へいってさらに次の角を左にいってしらばくいくと、戦争証跡博物館がある。ボーバンタン通り28番地。 3月に行ったときには、写真とパネルが並んだ建物が門の両側にあったが今はもうない。がれき…
ベトナムの今
今、ホーチミンでのしばらくの仕事の間でつかのまの一時帰国をしている。前回の3月の訪問とくらべて、もうすでに建物ができあがったり、お店が変わったりしている。空港も昨年よくなったし、みちがえるほどだ。為替レートは、円に対して…
異文化共存の原点
もう50年くらい前の小学生の時代、今振り返ってみるとそのころの影響はやはり大きい。まず小学校の5年生くらいの作文で、将来何になりたいか、というのがあって、外交官になりたい、と書いたのが40歳すぎになったときにわかった。な…
ブラジルにとっての「開発」援助
早いものでもう1年近く前のことになってしまった。いろいろなことが記憶のかなたに飛んでしまうので、ひとつのエピソードを書いておく。まだ他にもいろいろあるので、これを機会にどんな話があったか聞いてもらえるとうれしい。 200…
蟻地獄からの脱出
突然に蟻地獄に巻き込まれた。脱出しようとしても手がかりがぼろぼろとすべり、なかなか出られない。とりあえずなんとかなっているが、不完全な状態である。以下は今日までの顛末である。 大学のメールアドレスの管理が4月から新しいソ…
ゼニ本位主義とシアワセ本位主義
ある大メーカを定年で退職した方と話をした。大変にすぐれた方とお見受けし、また、楽しい会話をすることができた。大メーカがいかにクローズな世界で縦割りで、計画経済的で、イノベーションに対応が困難で、その中で大変にがんばって、…
ソフトデニムのような1ドル札と補助通貨
多少沈静化したが、日銀発行の通貨に対して、政府通貨を発行して景気対策にするという話が、どこかの国でまじめに話題になっていた。経済の専門家ではないが、政府通貨というのは、基本は補助通貨の話で、ようするにコイン(硬貨)の話だ…
ホットスポットでの「電話」
国外出張では海外用のスマートフォンとしてNokiaのE71を使っている。PrepaidのT MobileのSIMアカウントをもっているが、今回は別に用意しておいたSIMを持っていった。これは度数量に応じて課金される。一方…
CPAは、州単位で国じゃぁない
制度・資格・標準ということについての認識の違いを説明しようと考えていて、CPAの話を思い出した。CPAいわゆる米国公認会計士は米国が出すお墨付きではない。州で出している。だから、米国での統一された公認会計士という資格はな…