2024年5月にSpringerから出版した。https://link.springer.com/book/10.1007/978-981-97-0771-3
1940年代後半から始まって、現代までの歴史物語の形で、人工知能に期待され、実現されてきたことを振り返った。いくつものエピソードをその中に盛り込んだ。最初のポイントは、フォンノイマンとジョンマッカーシーとマービンミンスキーの出会いである。3人はプリンストンで会っていた。特にジョンマッカーシーは影響を受けた。後者二人は、そこで博士号を取り、その後MITで人工知能研究所の創設にかかわる。その後の多くの商用コンピュータを生んだ一つの流れの元祖といえるIAS Machine(JONIAC)の設計者であるフォンノイマンは、その生涯の中で、最後は現代のニューラルネット的発想のコンピュータをスケッチしていた。1957年2月に53歳で他界。そこから物語は始まる。