オンラインコミュニケーション、今朝ほどよかった、と思ったことはない。アメリカの友人に仕事的な質問を出したら、生活についての長い返事が返ってきた。今までだったら、電子コミュニケーションで、生活感のあることをあまり書いては来ない相手、会ったときにぐちゃぐちゃと家族のように話し合う相手だった。それが長い生活感のあるメール。プライバシーに関わる部分をのぞいて、一部紹介したい。
『この7週間家からでていない。子どもや孫とも会っていない。けれど、毎日のように会話してる、Zoomが施設にいる母親(少なくとも80歳以上)が使えるようになったので加速した。食料品は3日に一度、車で買いに行く。オンラインでオーダーしておいて、数日後に店に行く。車からは降りない。運転席のドア越しに、領収証を見せる、そしてトランクのカギをリリースする。すると店員がトランクにいっぱいの食料品を入れてくれる。そう遠くはないこの店だと新鮮な野菜も充分手に入る。在宅用のオフィスを夫と妻のために別に作った。平日日中はそれぞれに過ごす。妻は、時間のあるときには、マスクを縫った、希望するひとに分けてあげてる。。。。』
私には手に取るように暮らしが見える。なぜって物理的にもしばらく一緒にすごしていたし、価値観も共有して、表現に誤解の入る要素がとても少ない。社会的距離をとる、近い関係、いろいろと新しい時代をささやいてくれる。そうこうしている間に、ハノイから大丈夫かっていう連絡が入った。宇宙船地球号は充分大きく充分小さい。気持ちが温かくなる。