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Dynamic Window栄枯盛衰

Posted on 2012年6月29日

30年前、MITのAI研にはLisp Machineという共有する夢があった。企業化され、そして10年ちょっとで企業はつぶれ、しかし、その資産はまだ残り、それ自身が生き続けようとしている。昨晩は感動した。FaceBookに書いたが、30名ほどの集まりに出席した。我々の世代から若い人たちまで。質問:これだけすぐれたものがあってもつぶれてしまってはね、もっと伸ばせなかったのか。誰かの答え:当時あとからあらわれて越えていったSunもつぶれたんだから、それを尺度にしてもしかたないよ。質問:この知的資産を参考にしたいけれど可能なのか。誰かの答え:今は、ある人が権利をすべてもってる。その人によるね。聞いてみてよ。ちょうど西海岸ではAltoそしてStar、Apple Lisaへと進んだ時代。発表者(カルマンレティ):「今は時代もかわってきていて、私も仕事では毎日C++、でもこのSymbolicsくらいに開発者が開発しやすいようにと徹底してかんがえられたマシンはないよ、そのエッセンスはまだまだ古くないし、まだまだとりいれられてない。バグが問題なら、このくらいに開発者のためにと考えた環境が要る」

100名を超える当時の叡知と熱気を集めたプロジェクトである。しかし、すぐれたテクノロジーであらんとするために、それをもっと伸ばそうとするがために、顧客視点がなくなった、それで市場の支持を失った、ともいえる。顧客層が求める機能をちょうどその時に供給した企業は伸びる。

Symbolics Open Genera 2.0はまだ生きようともがいている。Lispですべてできているから、表示をさせても、それはそのままオブジェクトでありつづけられる。Dynamic Window のPresentationの基本コンセプトがそこにある。デバッガもすごい、どんどんソースに戻れるし、途中の状態にも戻れる。Sun Stoneの名もでた。当時、世にでられなかったMac Ivoryの後継である。Dec Alphaのチームだったらしい人もいた。Smalltalkの人もいた。キャピタル側らしい人もいた。Apple Cambridgeの人もいた。すぐれたテクノを持っていて、個別の夢の再興を期す人たちをみた。それに体当たりしていく若い人たち。この繰り返しがボストンの活力なのだろう。そこからポロっとさまざまなものが出て、そして自由をもとめて、カリフォルニアへ飛び立っていく。。facebookのように。

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