D.G.Bobrowは、1964年に、彼の博士論文の核となるSTUDENTを発表した。その仕組みについては、いろいろなところで紹介された。手元の資料としては、M.Minsky, “Semantic Information Processing” P146-226に、”Natural Language Input for a Computer Problem-Solving System”が掲載され、彼が考えた機構が書かれている。これは1968年の出版である。もう一度言う、1968年の出版、今から55年前。この時代、ニューラルネット、ディープラーニングは関係ない。LISPの世界。この55年間にさまざまな貢献によって、技術はさらに進歩した。原文は、”If the number of customers Tom gets is twice the square of 20% of the number of advertisements he runs, and the number of advertisements is 45, then what is the number of customers Tom gets?”で、いくつもの文献やWikiPediaにも紹介されている。他にもいろいろな例が扱われているが、典型的としてこれを使おう。私も、Applied AIの32ページ、本の先頭部分、に他の例と共に掲載しておいた。ただ、質問として現在のChatGPTに与えると、おもしろい答えを出してくれる、楽しいね。プログラムは嘘つかない。そのまま。