メールで学校でのChatGPT利用について話し合った。現場は学生・生徒のChatGPT利用を禁止するかというあたりで止まってるらしい。恐れているらしい。レポートの中身を読む、本人と討議する、すぐれたあるいは将来性のあるコメントになっているか、などの本質については思考がそこまで行っていない。そのうちいくだろうが。昔、コピペ検出ツールでチェックしてから審査しようとか、そういう話があったなぁ。学生と教員のいたちごっこは次のスパイラルステップへ。もういくつかツールが出てきている。
いろいろな状況の峻別が始まると思う。囲碁AIは、人間の最高峰の棋士たちを負かせた。それで終わりではなかった。自分の対局を強くするために、囲碁AIを活用する棋士も増えた。AIにない手の創出もでた。テレビの対局中継でも、端にAIならこういう選択があるというリアルタイム表示がでるようになった。同時に、本質的に棋士・人間の能力を強化するための訓練・練習が模索されるようになった。
OpenAIのChatGPTでは生成するメッセージを抑制するような方向も議論されている。意見を述べない、というメッセージを表示する例は、「県庁所在地」の例で示してみた。以前のMSのTayは、極端な意見を洗脳されてしまって、そういう発言をするようになり、運用を停止した。