https://www.itmedia.co.jp/…/articles/2112/21/news107.html これねぇ、自分の実用上の感覚では、名→姓 でずっとやって来た。iOSとAndroidの処理の違い、どっちが正しいんだ以上の話がある。中途半端な状態で、姓が前に来るのを推し進めたいとかすると、デジタル化がかえって日本の対応の遅れを固定することになるだろう。私の誤解であってほしいが。
最近強く思うのは、名と姓しかないという状態でそれをそのまま名前をあらわすスロットとして固定していく課題。二つの部分しかないというとき、日本の戸籍あるいは住民票に日本式には必ずしも馴染まない人の名前を入れる時に、文化的背景が入ってきて、それをお役所がちゃんと同一に処理するかということ。
またグローバルな共通性の課題がある。現実にそういう課題を抱えてしまっている人を知っている。たとえば、親子が同名の場合。これは欧米の人に居る。Jr.がつくつかないの話。あとから取れるのかとか。また知り合いには同名で4世の人がいる。名前の登録に、名の後にIVが付いた。するとこの後ずっと何にでもそうならないとうまくない。父方か母方の名を受け継ぐ国の人、例えば南米。アジアにもある。
こういう人と結婚した日本人は、領事館では窓口がそれらをくっつけた姓にしないと受け付けないとかゴタゴタ。で、日本に送付される戸籍の原票は姓プラスその名、が姓になる。居住しているアメリカではそうはならない、状況はわかっていて単に普通に姓だけになる。
たぶん技術的に単に割り切ろうとすると、名.ミドル.姓 か 姓.ミドル.名 かは大きな違いになりかねない。前者なら、名.ミドル を名にするのか、ミドル.姓を姓にするのかということになるが、これを姓.ミドル にするとかが実際に起こってくる。具体的にしかし実名は書けないから仮の名で書くと、上に書いたような国の出身のTaro.Daisuke.Aoyamaさん、米国内ではTaro Aoyamaで登録、 と結婚した日本人女性は、仮に名前を花子とすると、姓がカタカナにかつその父の名であるDaisukeが付いて、
アオヤマダイスケ花子
になる。文字通りそうなるのが日本の「正しい」処理らしい。米国ではHanako Aoyama で登録される。
こんなことが実際に起こってる。これをデジタル化する。。
本人の名前という問題を除いても、Name matching にいわゆるAIを使う必然性。単純な一致では済まない。日本の公的機関もようやく気づき出したようだ。最初の一歩なんだろう。しかしデジタル庁は理解しているかどうか。。。IVもずっと付くことで固定なんだろうなぁ。