これからの日本はどうなるのだろう?時間がある中でしばしそうしたことに思いを馳せる。ネットで「ものづくり」を引いたら、「第8回ものづくり日本大賞」というサイトに行き当たった。https://www.monodzukuri.meti.go.jp/ また、「モノづくり」と今度はカタカナで「モノ」をいれて引いたら、「モノづくり日本会議」というサイトも出てきた。けれども、一番心を動かされたのは、トヨタの2020年3月決算期説明会Ⅱ部の豊田社長のスピーチだった。5月12日に開催されYoutubeに載せられている。スピーチは約20分で、https://www.youtube.com/watch?v=0tq8EZT3CM4 にある。
コロナ危機への対処の考え方、未来へつなぐというメッセージが強くひびき、静かに広く、経営層の人たちの間で話題になった。全体は1時間ちょっとで、質疑も入れられていて、https://www.youtube.com/watch?v=0JsEkviA9Kc にある。豊田社長のメッセージを思わずメモした。以下に載せるが、私の受け取った部分であり、真意や全体を正確に捉えるには、ぜひ元のスピーチを見てほしい。
国内300万台体制の死守;これはグローバルトヨタの基盤だ。それはトヨタだけでなく、日本の就業人口の1割、500万人の技能を守り抜くことでもある。マスクは国内だけで調達できなくなったという。安くつくるということだけだとこうなる。ものづくりは人作りだ。石にかじりついてでも守り続けてきたもの、人財だ。守り続けること、やり続けること、今の時代、簡単なことでない。そういう企業は日本たくさんある。そうした企業をぜひ応援してほしい。もっとも大切だと考えていること。トヨタを強い企業にしたいと思ったことはない。頼りにされ、必要とされる企業になること。世界中の仲間と「ともに」強くなる、世の中に必要とされるために。
「ともに」生きていく。「ホームプラネットの精神」で感謝の気持ち。あたりまえだとおもっていたこと、それはどこかで誰かががんばってくれているおかげなんだ。「幸せを量産すること」SDGsに本気でとりくむことでもある。お役にたてることはなんでもする覚悟だ。
このメッセージは、外国人が聞くと日本礼賛あるいは日本中心というメッセージに見えるなぁとちょっと感じた。そのあとのフロアからの質問をメモした。
質問4人目。米国人?記者:300万台コミットメントと同時に、他の国にもコミットするか。例えば米国は120万台昨年生産した。この点について。
答え:売れるものを売れるところで作ると考えてきた。調達基盤も一緒に伸ばしてきた。その町一番をめざしてきた。カムリは米国で一番出ている車だ。海外は台数をコミットするよりもあてにしてもらえる自動車会社であることをめざしていく。結果として台数があると考えている。
企業家のコメントとして学ぶ点が多かった。