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小保方論文にはじまって..個人の能力の発揮と科学

Posted on 2014年4月9日

2014年4月9日のFacebookに、ちょうど本人の理研の処置を不服とする記者会見のほぼ終わる時間くらいに、次を書いた。

『小保方さんの件。論文としては不成立なんだろう。提出され、発表されたものは不成立だと思う。一方、STAP細胞は作れるという本人の語り口は信じたいものはある。また、他の人には(今のところは少なくとも)作れないが、あるひとならできるということは一般にある。であるなら、理研自身が功を焦って、充分に検証しないままさまざまなイベントをお膳立てしたということになる。本人も未熟で経験もなくそれに乗った。 。。。かな?』そして、

『どこまで極めても真理はその先の遠くにあるのが見えるだけ、というのが研究者の心情なのでは。だから真偽をはっきりしろと言われてもそんなのそれこそ神様にしかわからんよ、ということだと内心思ってる。私はそう思いますね。』とコメントした。

ほんとはこれを書いている時に、次を思った。書こうとしたが、普通の意味では別の話と思われるから書くのはやめた。こんなことだ。

「この件を見ているときに、大昔のスキー学生選手権にうちのスキー部の顧問として行ったときのことを思いだした。朝早く学生たちもおきて、回転バーン作りをする。できあがったのは、まるでぴかぴかのスケート場を斜めにしたようなツルンとした斜面。そこにポールがセットされる。私もまんざら下手ではないとは思っていたが、学生たちが必死に夜には、エッジを研いでいたのが腑に落ちる。簡単にはそこはすべれない。なんとかそうみっともない形で、バーンの途中まで行く。まだまだ、準備は続く。で、『先生、こっちを見てください』とかそのバーンの中に立っていてよばれたとき、私は、端のまだ固められていないスペースを使って降りていったのを思い出す。ジャッジをするどこかの偉いという感じの、年配の、先生。にこにこしながら(のようにみえた)上から滑ってきた。ほとんどの部分はその固めて作られた青氷の上を!いとも楽しそうに、簡単そうにきれいにウェーデルンで。そして、定速で、かつ、低速にみえる滑りで。私に挨拶にそばによってきてくれたのだ。まいったね。負けた、という感じ。」 この先生の学校は強いだろうなと思った。

この個人の技能と集団への波及・監督・アドバイス、そして、これを科学という水準までもっていくのは大変だ。ようやく3名の博士を出したが、一人一人世に出していくのはへとへとになる。同時に複数の学生など私の能力では面倒見られない。小保方さんの学生時代はどうだったのか聞いてみたい気がする。

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