あうんのこきゅう、これって英語でなんて言うんだろう? と言う場合はAsk Google。それで、いくつかのページに行き当たり、次のような訳の候補がでてきた。rhythmic breathing、based on nonverbal consent、can communicate without words、 mutual “wink back” consensus、everyone’s silent conversation、understand each other without exchanging any single word…
どうも、ワンタイムの呼吸のイメージの方が強い気がする。もっと継続的な関係の中で、独立しているが同期が容易というようなことのような気がする。
それで、Wikipediaで阿吽をみてみた。元々の由来を説明して、『2人の人物が呼吸まで合わせるように共に行動しているさま』とある。これの方がイメージに近い。
10年ほど前に、Javaによるエージェントに関する本の訳を出版したが、それに関連した実験を進めたことがあるのを思い出した。beliefとかそういう概念の実現についての議論があった。サッカーで、絶妙のパスを試み、それを成功させる回数が増えているチーム。これはなんだろう、選手一人一人が、他の選手の動きをイメージしていて、将来あり得ることを想定して自分も動く。それを時々チェックする。間歇同期だ。
Jazzの演奏をしているときに、何コーラス目かに誰かが、アドリブをリードする、それに自然に他はついて行く、そして次の人に移る。。
長年連れ添った夫婦、ぽつりと、「じゃぁあれでいこうか」「そうね」。これだけでは何の話かわからない。阿吽というのは、アルファからオメガということだと理解。訳としては、wink back consensusに一票。