「人はパンのみにて生きるにあらず」(man shall not live by bread alone, Matthew 4)と、先週土曜だったかのNHKの番組で、石破幹事長は最後の質問に対して答えた。質問者は、経済とか生産効率ばかりが国民の幸福ではない、その辺も考えてほしい、という問いだった。彼は何も見ずに即答した。ほっとした。幹事長は引用した聖書のその先を知っているのではと思うが、物質的な満足だけで生きるのではない、という意味は広くしられている。
また、「原発は規制委員会が大丈夫といったものについては、政治の責任で再稼働する、再稼働の基準については専門家に任せて、政治がどうのということではない。」と言った。規制委員会のGOサインがでないものについては政治がごりおしすることはない、という趣旨のやりとりがあった。その後の他の大臣などの発言もこの線はつらぬかれているとおもう。電力の価格の上昇は多くの分野でかなりのダメージになる。とはいっても、他の代替エネルギーも簡単に大きな役割を果たせるまでにはいかない。単に反対、反対と叫ぶので済んでいるならだれも苦労はしない。