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その時にならないとちゃんと考えない

Posted on 2012年12月18日

その時にならないとちゃんと考えない。ひとつの大きな潮目が今、日本の政治に来ていると思う。それは、二大政党制がほんとに定着するのか、日本の国民はそれを理解しているのか、ということである。小選挙区制では、大きく右に左に振れることはその性質上本来ありえること。それに一喜一憂しても仕方がない部分がある。政治家は、政策上の選択肢を用意して、しかも、YesかNoか、あるいはAかBのどちらかか。それで、「二つの」大きなコース選択のどちらかに分かれていけるはずだから、二大政党制が日本に導入できると思っているのでは?与党というのは連立だとしてもその時は一枚岩だから、その一枚に対する対抗が野党という構図ともいえる。しかし、現実には政策上の争点は複数あるし、それらの組み合わせも含めてスパッと二つに割るのは難しい。それでいくにはけっこうなわりきりがいるが、そこまでの度量はまだわれわれには備わっていない。それが現在の多党林立の状況の根源だ。また、人間だから生じるあの人とは組めないとか、この人たちが好きだ、とかそういったものを乗り越える成熟度もまだない。

とすれば、結局、二大政党制の夢というのはまだまだ夢で、現実は多党が切磋琢磨する、というのが日本の現実ではないか。しかし、しかし、安定的な経済成長、研究開発などを進めるには、安定した政治が必要。となると短絡的には、一党にゆだねた長期政権、それをまわりの野党がチェックする、という昔の体制に帰ることになる。二大政党を考えるほど優秀なたくさんの人材、つまり安心してまかせられるような人材が現在の政権と、それに相対する野党側の両方、つまり倍はいつもいることになる。日本にそんなにたくさん有能な人材が政界にいるんだろうか?

われわれも、クリスプな選択を歓迎するようなしっかりとした意見を持っているだろうか。

疑問はつきない。

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