蚕のさなぎを食べた。おいしかった。数年前の研修で助手をやってもらい、その後も何かと手伝ってくれるベトナム人の若い先生、ホーチミンで時間があったので、昼食に一緒に出かけた。自分が一番うまいと思っているものを食べに行こう、という。いいよ、なんでもいい、メニューの選択を聞くな、いいと思ったものを指定して、。。。といつも外国に行って親しい人が誘ってくれる食事ではそうしていたとおりにした。
http://www.suekayton.com/Silkworms/lifecycle.htm にある成長過程の中で、 17番目くらいの状態のさなぎ。これが、菜っ葉といっしょに炒められて、皿にもられてでてきた。 やったぁ、ついにきた、という感じだったが、まぁそれはそれ、ためらうことなく食べた。 ちょっと醤油っぽい油いため。ナッツをきざんだようなものもパラパラと入っていた。 なるほど、こういうものを食べたタレントがテレビの番組の中で言っていることがわかった。結構うまい。 自分は好きで、栄養もあるので、よく注文すると言っていた。小さいころ、父の田舎では養蚕をしていたので、 屋根裏部屋の蚕を飼っている棚というか、そこにうじゃうじゃいたのを思い出す。もう40年以上前の思い出だ。 おかいこさま、といって大事にしていた。 まさかその大事な蚕をベトナムで食べることになるとは、予想していなかった。