中関村でePadを購入してからほぼ1カ月近くがたった。iPadとePadを二つ積んでおいて、どっちをどれだけどういう風に使うか、自分なりに実験を継続している。中間報告的に感じたことを書いてみる。
まず、一口に言って、iPadのある暮らしはありだが、ePadだけではちょと無理。価格はePadはiPadの半分以下だが、それに応じた範囲の使い道と性能と考えるべき。反応が遅い、仕上がりがイマイチ。性能も使い勝手もどれをとっても、消費者のツールとしてはiPadとePadを比較するのはちょと無理というくらい違う。
という前提の上で、ePadのある暮らしはありうるか、ということを考えてみる。意外に面白い面もある。
まず、第一に、USBが差せる。これはiPadは絶大なる情報のシンクだと考える私にとってそのフラストレーションの部分は解決できる。第二に、Android遊びのおもしろさ。Apple iPadはApple iPadというだけあって、ある意味完成されたものである。そこへいくと、Androidは子供と遊んでいるようなおもしろさはある。成長を感じさせる素材はある。MIDであるePadを携帯電話だと信じてうたがわないようなシステム側のメッセージににこり。使用しているePadは、8月26日版のAndroid 2.1 update1である。なので、そのままでYouTubeは使えないとかそういうことはあるが、それを使いたければiPadを使えばいいというのが今のスタンス。2.2へのアップデートはいろいろ調べていくと可能と思えるが、そこまでしてePadをいじめるほどのことはない。
Androidではいくつかの使えるアプリがある。私が気にいっているのは、MapDroydである。オープンソースの地図データを使ってオフラインで各地のマップが見れる。東京の自宅の近辺もまぁまぁ正確に、そして一応使える程度に道がちゃんと正確に書かれている。ベトナムのホーチミンのこまかな道も、ボストンの前に住んでいた近辺の地図も大丈夫。ネットにつながっていなくてもOK。地図データは、1ギガ以上ある、また、外形データもダウンロードしておかないと見て処理ができないので必ずダウンロードしておく。ただし、チョー時間がかかる。www.openstreetmap.orgと同じものがMIDで、オフラインで見れる。iPadでも調べればビューアはあるかもしれないけれど、私が見た範囲では見つからなかった。
あといくつか小物のAndroid用のソフトが使える。その細かな話はあとで時間があったら。なお、今のところ、SlideMeというマーケットを使っている。とりあえず使えるが、そう豊富ではない。
Android自身の、私にとって致命的、モバイル的に使ううえで致命的、ともいえる問題は、Wifi 利用時のhttp proxy機能が無い!ということ。一応、http proxy settingはあるらしいがWifiではうまくない。また、Android 2.1 update1を使った商品のスマートフォンではどうかが気になるところだが、その製造会社がproxyパラメータ機能をつけているようだが、Android自身の仕様には無い、ようである。そうすると、街頭のWifi hotsplotあるいは自宅、あるいはePadはEthernetインタフェースを持っているのでケーブル直結などでは使えるが、学校のようなすべてのWebアクセスはSquid経由でプロキシを設定せよ、みたいな環境では、このままではアウトということになる。本当にこのままいくんだろうか?
とりあえず今日はこの辺で